万が一、ペットが行方不明になったとき、捜索に役立つ方法はいろいろあります。順をおってご説明します。
近所の捜索
一番最初にやる基本の捜索です。名前の呼びかけをしながら、失踪現場の近くを探します。犬や猫の場合、発情期には異性のにおいを追いかけますので、近所の犬や猫の周辺にいることも多いです。
猫はテリトリーを、犬は普段の散歩コースなどから回りましょう。臆病で警戒心の強いペットは、家の付近で安全な場所に隠れてることもよくあります。雷の音に驚いて逃げた犬は、音と反対方向に移動しますので、方向を確認の上、集中的に探します。
人なつこい猫や小型犬は、近隣の人に保護されていることも多く、そのまま「可愛い」と飼い始めてしまう人もよくいます。大型犬の場合は、犬嫌いな人にとっては近づくことも恐ろしく感じるため、保健所などに通報されることも。雑種や柴などの中型犬は、なぜか通行人も気にせず、そのまま遠くまで移動してしまうケースが見られるので、要注意です。
近所を探して見つからない場合
各行政機関に連絡します。自治体により、名称や受付窓口が違いますが、保健所、動物管理事務所、警察、区役所・市役所、清掃局など、それぞれ役割がありますので、できるだけ早くすべての関係機関に連絡を入れます。
いざというときのために、これら問い合わせ先をすべて調べておくと、慌てずに済みます。
動物管理事務所 |
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ペットを一時的に保護する施設。探しているペットが収容されているときは引き取りに行きます。 保護期間が過ぎて引き取り手がいないと、殺処分となります。 自治体によって保護日数に違いがあり、名称や専門の窓口がないこともありますので、分からない場合は都道府県庁や区役所・区役所などに確認し、早めの問い合わせをしましょう。 |
保健所 |
ペットの迷子届けを出します。該当するペットの保護届けがあると、保護している方の連絡先が分かります。 衛生課、庶務課で行っています。 |
警察 |
ペットが行方不明になった場合、法律では「遺失物」となります。 保護された場合に情報が入ることもあるので、遺失物届けを出しておきます。 |
区役所・市役所 |
ペットの交通事故に関して問い合わせをします。 動物が事故にあい、区道・市道で死体があった場合、土木課が処理を担当しています。 |
清掃局 |
同じく、ペットの交通事故に関して問い合わせをします。 都道・県道での事故で動物の死体があると、清掃局が処理を担当します。 |
その他 |
ペットの事故の場合、保護されて動物病院に運び込まれることもあります。 念のため近隣の動物病院に問い合わせをしましょう。 |